十五夜までに、丸いものを七つ集める

月を待つあいだ、暮らしの丸を見る2026年の中秋の名月は9月25日です。晴れるかどうかや月の写真にこだわらず、その日までに家や町で使っている丸いものを七つ集めます。形だけでなく、手に取る理由や思い出まで一枚ずつ残す、小さなお月見のコレクションです。月を待つあいだ、暮らしの丸を見る

ステップ 1 湯のみの縁 上から見た縁と、いつも持つ側面を一枚に入れます。朝の白湯、仕事の合間のお茶など、この器が出てくる時間を一言添えましょう。銘柄や値段ではなく、丸い口が毎日つくる動作を残します。
ステップ 2 使い込んだ鍋のふた 持ち手とふたの円が分かる角度で、冷えた状態を撮ります。曇りや小さな傷があれば、どんな料理のあとに増えた気がするかを、分かる範囲で書きます。熱い調理中ではなく、片づける前の静かな一枚で十分です。
ステップ 3 服を留めるボタン 一番よく着る服のボタンを、生地の手ざわりが分かる距離で撮ります。いつ選ぶ服なのか、付け直したことがあるなら誰が縫い付けたのかも短く残します。顔や名前を写さなくても、その人らしい一枚になります。
ステップ 4 自転車のベル 自転車のベル ハンドル全体と丸いベルが分かるように、停めた自転車を撮ります。通勤、買い物、川沿いなど、このベルとよく通る道を一つだけ記録します。通行の邪魔にならない場所で、車体番号や周囲の顔は写さないようにします。
ステップ 5 食卓の小皿 何も盛っていない小皿と、いつも置く場所を一緒に撮ります。漬物、薬味、菓子など、最初に思い浮かぶものを一つ書きます。料理そのものではなく、食卓に余白をつくる小さな円が主役です。
ステップ 6 玄関の丸いつまみ 引き出しや靴箱など、家の中にある丸いつまみを選びます。何を出すために触れる場所なのか、帰宅後の動きと一緒に記録します。住所や鍵の形が分かるものは避け、室内の安全な部分だけを使います。
ステップ 7 七つ目は、いちばん自分らしい丸 最後はコースター、糸巻き、手鏡など、先の六つにない丸を自分で選びます。七枚を並べ、見た目ではなく「なくなると困るもの」に印を付けてください。十五夜にもう一度開けば、空とは別のところにある今年の丸が見えてきます。
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