同じ窓を、一日に四度見る
場所は同じでも、景色は止まっていないいつも見る窓を朝、昼、夕方、夜の四回だけ眺めます。写真一枚と短い言葉を重ねると、何も起きなかったような一日にも光や気配の物語が見えてきます。
1
朝:最初に動いたもの
カーテンを開けたとき、最初に目へ入った動きを一つ。鳥、通勤する人、湯気、雲でもかまいません。朝の自分が何に反応したかを残します。
2
昼:光が見せたもの
影の形、壁の色、濡れた道路の反射など、朝には気づかなかった細部を探します。同じ場所がいちばんはっきり見える時間です。
3
夕方:一日がほどける合図
店の明かり、帰る足音、空の境目。景色の中で「もう夕方だ」と知らせたものを一つ選び、そのときの気分も一言添えます。
4
夜:見えなくなって残ったもの
暗くなると景色は減り、窓への映り込みや遠い灯りが残ります。昼にはなかった静けさ、安心、さみしさのどれに近いかを書きます。
5
四つの窓を一日の物語にする
四枚を時刻順に並べ、変わったものと変わらなかったものを一文で結びます。季節が動いた頃に同じ窓をもう一度記録したり、その日の空気ごと誰かへ渡したりできます。