夏の道具をしまう前に、六つの跡を残す

使った夏は、道具の表面に残っている夏の道具は、壊れたかどうかだけでなく、どこでどう使ったかを小さな跡に残している。しまう前に六つだけ近くで見て、写真と短い言葉にする。来年取り出したとき、今年の夏を思い出せる道具の記録になる。使った夏は、道具の表面に残っている

ステップ 1 日傘の持ち手に残ったつや いちばん手が触れた部分を斜めの光で見る。色が薄くなった場所や、指の位置だけ滑らかになった部分を一枚に収め、よく持ち歩いた場所をひと言だけ添える。
ステップ 2 サンダルの底が覚えている道 左右を並べ、減り方や砂の入り方の違いを見る。海、近所、旅先など、最も長く歩いた一日を思い出せるなら、その場面を一文で残す。
ステップ 3 水筒の小さなへこみ 底や側面についた傷を一つ選ぶ。いつ付いたか分からなくても構わない。「この夏、毎日鞄に入っていた」のように、その道具がいた場所を記録する。
ステップ 4 扇子やうちわの折れ目 扇子やうちわの折れ目 開いた形ではなく、使い込んだ端や少し柔らかくなった骨を見る。どんな待ち時間や夕方に手が伸びたか、音や風の記憶を短く添える。
ステップ 5 帽子にできた色の差 つばの表裏や縫い目の近くを比べる。日差しを受けた面と残った色が分かるように写し、今年この帽子がいちばん役立った場面を一つ選ぶ。
ステップ 6 保冷バッグの内側に残った形 折り目、角のくせ、よく入れた容器の跡を探す。汚れを美化せず、どんな買い物や外出に連れて行ったかを道具の役割として残す。
ステップ 7 六枚を、来夏への手紙にする 六つの跡を使った順や思い出の強さで並べる。最後に、来年も使うもの、直して使うもの、手放すものを一行ずつ添える。誰かと過ごした記憶が含まれるなら、その人にも見せてから保存する。
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